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むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ある日、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
おじいさんが山で柴刈りをしていると、山のふもとから、おばあさんが「よっこらせ、よっこらせ」と登ってきました。
これはどうしたことだ、とおじいさんはおばあさんに話しかけました。
するとおばあさんは何やらあわてた様子で、うまく言葉にできません。
これではらちが明かない、と思い、おじいさんはおばあさんを連れて家に帰りました。
おばあさんは水を一杯飲み、落ち着きを取り戻したところで、
洗濯をしている最中に見てしまった恐ろしいことについて話してくれました。
「桃……、桃野が流れてきたんだよ、上流から!」
「ええ?桃野?」
「桃野──なんと言ったかな、あの向こう山のふもとに住んでる……」
「太郎ちゃんのことか?」
「そうだ!
桃野さんとこの太郎ちゃん! ……が、ねぇ──もう。あたしゃびっくりしたよ。
最初はごみか何かだと思ったけど……太郎ちゃんだと気づいたら──ああ!
怖くて──ねぇじいさん」
「それで、太郎ちゃんは?」
「それが、怖くてすぐにじいさんとこにすっ飛んでったからね!
下流に流されていったんじゃないかい?」
これはどうしたことだ、とおじいさんはおばあさんに話しかけました。
するとおばあさんは何やらあわてた様子で、うまく言葉にできません。
これではらちが明かない、と思い、おじいさんはおばあさんを連れて家に帰りました。
おばあさんは水を一杯飲み、落ち着きを取り戻したところで、
洗濯をしている最中に見てしまった恐ろしいことについて話してくれました。
「桃……、桃野が流れてきたんだよ、上流から!」
「ええ?桃野?」
「桃野──なんと言ったかな、あの向こう山のふもとに住んでる……」
「太郎ちゃんのことか?」
「そうだ!
桃野さんとこの太郎ちゃん! ……が、ねぇ──もう。あたしゃびっくりしたよ。
最初はごみか何かだと思ったけど……太郎ちゃんだと気づいたら──ああ!
怖くて──ねぇじいさん」
「それで、太郎ちゃんは?」
「それが、怖くてすぐにじいさんとこにすっ飛んでったからね!
下流に流されていったんじゃないかい?」
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